今日、ある本を読んでいたときに、こんな感じのお話がのっていて、それが非常にためになる話だったので、忘れないうちに、適当にアレンジして書いておくことにしました。
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
それは、アダムとイブの老後の姿で、それから2000年くらいたったある日のことです。
ある会社が、とても素敵な爪楊枝を発売しました。それは、今までにない、ステキなつまようじで、どこが素敵なのかというと、それはもうステキングで、大ヒット間違いなしの商品でした。
が、まったく売れず、開発担当の山岡士郎(仮名)は、こう思いました。
「どうして売れないんだ? こんなにいい製品なのに!」
同じく開発担当の栗田ゆう子(仮名)は、こう思いました。
「どうしたら売れるようになるかしら?」
二人の言っていることは同じようにみえますが、実はまったく違います。
山岡氏は、売れないという事実を認めようとせず、嘆いているだけですが、栗田さんは、売れないことを認めた上で、改善方法を考えています。
このように「どうして」と「どうしたら」という、ほんの少し違うだけの言葉でも、その意味合いは大きく変わってきます。
「どうして」と嘆く前に「どうしたら」と、前向きに考えるようにしたいものですね。
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